注意喚起ストーリーズ
実際に寄せられた相談事例から学ぶ、トラブル回避のポイント
未踏修了生も人数が増えて、トラブルや問題のある人物も増えてきたため、未踏社団に持ちかけられた実際の相談を元に4コマ漫画でストーリー化して公開していくことにしました。
Case1 不利契約の罠編

起業していれば、必ず1度は遭遇する。情報格差や取引関係を利用して不利な契約を押し付けられる例。
良くわからない契約書には絶対サインしないこと!
NDA締結後に不利な契約を結ばされるケース
危険なシーンの特徴
- 何でもかんでもNDAの範囲内として扱おうとする契約相手との遭遇
- 即決を迫る、口頭説明中心の情報、第三者相談を嫌がるなど情報格差を維持しようとされる
- 契約書の修正に応じない、片務契約を要望してくるなど、強い立場を維持しようとする動き
防止策
- 未踏社団の「リーガル相談窓口」を活用する
- 利害関係ない複数の未踏の先輩経営者を格安で顧問にする
- 先輩経営者が格安で支援したくなるようなプロダクトを作る
- 『一人で契約を判断しない』ことが大事
Case2 エビル投資家編

未踏関係者であってもエビル投資家である事例は、複数確認されており、その多くが泣き寝入りか、操業停止に追い込まれている。株の一株は血の一滴と同じ!
紹介者の信用を鵜呑みにし、不利な契約を結んでしまうケース
危険なシーンの特徴
- 利害関係者であることを説明せず「起業家目線」「僕が信頼している」など、安心感を強調して警戒心を下げる相手との遭遇
- 批判がしにくい環境や、複数の権威を循環参照させて信頼を偽装しやすい環境(過去に竹内先生ですらエビル投資家を結果的に仲介)
- 過去の肩書きや実績を強調し、現在の実績や評判が確認できない
防止策
- 利害関係のない複数の先輩起業家や投資家から、契約条件について意見を聞く
- 他の一般的な投資契約と比較し、「信頼できる人からの紹介だから安全」と判断せず、納得できるまで契約しない
- 紹介や地位など相手の権威で信用しない(過去には未踏PMでも経歴詐称を行っていた人物がいた)
Case3 共同創業者の罠編

創業当時の貢献度が低いメンバーが株式や様々な権利を手放さず、結果として企業経営に対して創業期~Exit後まで悪影響を及ぼす。きちんと貢献し続ける人たちが泣きを見ないように仕組みを作ろう!
貢献の少ない元メンバーに株式や「創業者」の肩書きが残るケース
危険なシーンの特徴
- プロトタイプの成功やその場の勢いだけで共同創業を決め、役割や責任、必要な稼働量を明確にしない
- 創業株の契約が無く、事業への貢献が少ないまま早期に離脱しても、割り当てられた株式をそのまま保有可能になっている
- 友人関係を優先し、離脱時の株や対外発信のルールを定めていない
防止策
- 創業時に「共同創業者間契約」を締結し、役割、稼働時間、成果、意思決定方法、知的財産の帰属などを明文化する
- 離脱時には、株式の扱い、アカウントや資料の返却、秘密保持、会社名や「創業者」の肩書きの使用、対外発信について合意書を交わす
- 友情や勢いだけで株式を均等に分けず、弁護士や未踏社団の「リーガル相談窓口」などに相談してから決定する